アプライドキネシオロジー(AK)とは
アプライドキネシオロジー(AK)とは
日本では応用キネシオロジーとか、応用運動機能学と直訳されることがあります。
1960年代にアメリカのDr.グッドハートは、「筋肉反射テストを応用した治療法」をアプライドキネシオロジー(AK/応用キネシオロジー)と名付けました。
心身の機能運動学的な面(神経機能システムの反射)から診断・評価するユニークなシステムです。
「筋肉の反射テスト」というボディランゲージを使って身体の状態を検査し、治療していきます。
内臓、背骨、頭蓋骨、経路&ツボ、陰陽五行、ビタミン&食事、エモーション(情動)、精神、血管反射、リンパ反射、ホルモン系、姿勢、ケガ、病気を統合して関連付けて、検査・診断と治療法を体系化したものです。
筋力テスト(筋力反射テスト)を通して、カイロプラクティックの限界とされていた分野を含めた全てを検査していこうと発展してきただけあって「アドバンス・アプローチForカイロプラクティック」とも言われています。
このシステムは医療分野だけに考えられ研究されてきましたが、現在は、医師ら歯科医、整体、鍼灸、などの様々な分野でも診断用として利用されています。
(※カイロプラクティックの基礎を修得した上で、さらに上のステップを目指す人にとっては非常に有効なテクニックです。)
健康の三要素とは
構造、化学、精神・感情の三要素から健康が成りたつと考えています。
この「健康の三要素」が等しく釣り合わなければ人は、不健康であるということです。
(構造的アンバランス・科学的アンバランス・精神・感情的アンバランス)
そして、「健康の三要素」に関わる「5つの項目」を分析・評価して、それらのバランスを回復させて健康に導くことを目的としています。
アプライド・キネシオロジーの特徴は、筋肉を神経のはたらき の指標としてとらえることで、からだの機能障害をみつけることです。
具体的には、筋肉反射検査を使って5つの項目を分析・評価します。
・「神経のはたらき」と「身体構造」との関係
・「神経のはたらき」と「リンパ循環 」の関係
・「神経のはたらき」と「血液循環」の関係
・「硬膜の緊張」と「脳脊髄液」の流れ
・「中国医学の経絡(気・エネルギーの循環)
このように、からだの機能障害を見つけるために、解剖学や生理学はもちろんのこと、運動学、整形外科学、神経学、栄養学そして中国医学まで幅広い分析をおこないます。
この新しい評価・分析システムは、いつ、どこにからだの機能障害あって、それをどのようにケアするのか?を、患者さまの身体からの声(ボディランゲージ)である筋肉反射テストによって確認します。
アプライドキネシオロジーは独自の体系をもつが、中でも中心的な考え方として、特定の筋肉の強い、弱いという状態が、特定の経絡の状態(整っている、乱れている)を反映するというものがある(経絡の対応筋と呼ぶ)
一例を挙げれば、棘上筋の筋肉反射テストを行ったとき、棘上筋が強い状態は任脈が整っていることを表し、弱い状態は任脈の乱れを反映すると考る。
逆に、これらの筋肉を調整して、弱い状態から強い状態に変えることで、対応する経絡の状態を整えることができるというのが、アプライド・キネシオロジーの治療における基本的な考え方である。
陰陽五行説に則って、それぞれの経絡は、特定の内臓器官の機能や、特定の感情と結びついているとされ、経絡を整えることで、肉体面、心理面の問題にアプローチできると主張しています。